- 通信制高校の選ぶ方って難しい!
- 何をポイントに決めたらいいの?
と、通信制高校選びで悩まれている方はとても多いと思います。
今回は、通信制高校の選び方のコツについて紹介していきます。
通信制高校の選び方はとても難しい!
私が全国100校近く調べた結果しみじみ思ったのが 「通信制高校マジ奥が深すぎる」(笑)。多種多様すぎてこれは親御さん達リサーチが大変。あとバリエが多すぎて見逃しが多そう。検索しても、そもそも大枠が理解できてないとうまく選べない。 そんな複雑怪奇な通信制高校ワールド、まとめました。
— 透明🌸不登校の親 (@GnuSF1Wizppni4F) March 30, 2023
通信制高校選びって難しい
長男の学校は週1登校、大学受験もある程度は面倒見てくれる。国立大行く人もたまにいる。学費は安い。 次男の学校は週5登校、専攻授業あり、大学受験も熱心に面談見てくれる。 早稲田行く人もたまにいる。学費は高い。 悩んでいる人はたくさん学校見学した方がいいかも🤔 — ヘッポコかあさん (@ponkotumamachan) June 9, 2022
SNSを見てみると、通信制高校の選び方が難しいという親御さんがたくさんいます。 それもそのはずです。 全国には200校以上の通信制高校があり、コースも多種多様。学費も学校ごとによって異なるわけですから、何を基準に決めたらいいのか、わからないと悩むのは当然です。 その悩みを次の章で解決していきましょう。
通信制高校選びの7つのポイント
自分自身の目的を明確にする
通信制高校を選ぶ前に、転入する目的や学びたいこと、将来の進路などを考え、自分自身がどのような学校を選ぶべきかを明確にすることが大切です。
自分自身がどのような勉強方法で学びたいのか、どのような進路を目指したいのかを明確にすることで、通信制高校を選ぶ軸をしっかりと持つことができます。
学校の特徴を比較する
各通信制高校にはそれぞれ特徴があります。例えば、スクーリングが充実している学校や、文系や理系に特化したカリキュラムを持つ学校、声優やイラストなどスキルを身につける学校などいろんな種類の通信制高校があります。
自分自身の目的に合った学校を選ぶために、学校の特徴を比較することが重要です。学校のウェブサイトや資料、先輩や卒業生の話などを参考にして、自分自身に最適な学校を見つけましょう。
学費や支援制度を確認する
卒業までにかかってくる学費は公立・私立で変わってきます。また、私立でも全国展開している学校やその地域にしかない学校によって年間の学費は変わってきます。
簡単に表にまとめてみると、
公立
入学金 | 500円 |
---|---|
授業料 | 1単位336円 |
それ以外 | 年間3万円程度 |
私立
入学金 | 2〜5万円 |
---|---|
授業料 | 6,000~1万円 |
それ以外 | 年間3~10万円程度 |
まず、入学金から金額が大きく違い、年間で合計すると、公立:5~6万円、私立:25万円〜となります。
また、学費支援制度も学校ごとによって違います。どの学校でも利用できる制度が国の支援金制度:就学支援金制度です。
就学支援金制度を利用することで公立で実質授業料を無料で受けることができます。私立の通信制高校では、学校独自の支援制度もあるので、 支援制度を利用することで卒業までにどのくらいの費用を抑えることができるのかを確認しましょう。
学校の設備やサポート体制を確認する
通信制高校によって、提供されるサービスや設備は異なります。自宅で学習するため、必要な教材や機器が揃っているか、学生の勉強をサポートするシステムや教員のフォロー体制が整っているか、進路相談や就職支援など、 学校が提供するサポートが充実しているかどうかも確認する必要があります。
また、通信制高校は学生同士が顔を合わせる機会が限られているため、学校が提供する交流の場があるかどうかも確認しましょう。例えば、学校のSNSグループやオンライン授業でのディスカッション、合宿などのイベントがあるかどうか、学校が主催する文化祭やスポーツ大会などがあるかどうかなど、 学生同士の交流の場があるかどうかを確認することも大切です。
カリキュラムや授業形態を確認する
通信制高校によって、カリキュラムや授業形態は異なります。自分が学びたい分野や進路に合わせた科目を提供しているかどうか、自分の学習スタイルに合った授業形態を提供しているかどうか、講師陣の質や資格を確認することも重要です。
例えば、通信制高校には「定期テスト方式」と「単位制方式」があります。定期テスト方式は、一定期間ごとに試験が行われ、その結果によって単位を取得する方式です。単位制方式は、科目ごとに単位を取得し、全科目の単位取得が終わった時点で卒業が決まる方式です。自分がどちらの方式に向いているかを考慮し、選択することが重要です。
また、近年では、通信制高校でもオンライン授業を導入しているところが増えています。 オンライン授業を導入しているかどうか、どのような形態で実施しているかを確認し、自分の学習スタイルに合った通信制高校を選びましょう。
通学できる範囲に通信制高校があるか
通信制高校には必ずスクーリングがあります。基本的に週に1回は学校に通う必要があり、家から学校が遠いと通学費が高くなってしまいます。
- 学校から通える距離にあるのか
- 学割が適用されるのか
- どのくらいの頻度で学校に通わないといけないのか
- 学校までどれくらいの通学費用がかかるのか
通学費が高ければ、学費が安くても意味ないですし、学校まで遠くてスクーリングがめんどくさくなり、通わなくなってしまうことも考えられます。 通学するのにここまでの距離なら許せるという目安をきめておくことも重要です。
通信制高校を選ぶなら資料請求と学校見学をして比較
ここまで、通信制高校の選び方のコツに紹介してきました。 高校を選ぶポイントが決まったら、複数の通信制高校の資料請求と学校見学を行いましょう。 よくネットの情報だけで学校を決めてしまう人がいるのですが、そういう人に限って、学校のミスマッチが起こります。 気になる学校の口コミや評判を見たりすると思いますが、それはあくまでその人の意見で、実際、どんな学校なのかは、実際に見てみなければわかりません。
- 学校の雰囲気
- 先生はどんな人なのか
- どんな生徒が通っているのか
ネットの情報だけではわからないことばかりなので、実際に自分の目で学校を見にいきましょう。 そして、資料請求するときは、1校だけでなく、複数校取り寄せてください。 学費や学校の情報を比較することが大切です。
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通信制高校を選ぶためにできること
情報収集
学校の公式サイトをチェック
通信制高校を選ぶ際には、まず各学校の公式サイトをチェックしましょう。公式サイトには学校の基本情報やカリキュラム、学費、サポート体制などが詳しく掲載されています。また、学校の理念や教育方針も確認できるため、自分に合った学校かどうかを判断する材料となります。公式サイトの情報をしっかりと読み込むことで、学校の全体像を把握しやすくなります。
資料請求
公式サイトをチェックした後は、気になる学校の資料を請求しましょう。資料には、学校案内やカリキュラムの詳細、入学手続きについての情報が含まれています。資料を手に入れることで、さらに具体的な情報を得ることができます。また、資料請求を通じて学校側とコンタクトを取ることで、質問や不明点を解消することもできます。
オープンキャンパスや説明会に参加
実際の雰囲気を体験
通信制高校のオープンキャンパスや説明会に参加して、実際の雰囲気を体験することは非常に重要です。学校の施設や設備、授業の様子を直接見ることで、自分に合った環境かどうかを確認できます。また、他の生徒や先生との交流を通じて、学校の雰囲気を肌で感じることができます。
先生やスタッフと話す機会を持つ
オープンキャンパスや説明会では、先生やスタッフと直接話す機会を持ちましょう。学習内容やサポート体制について詳しく聞くことで、自分の疑問や不安を解消できます。また、先生やスタッフの対応を通じて、学校のサポート体制の質を見極めることができます。
自分のニーズを確認
自分の学習スタイルや目標を明確に
通信制高校を選ぶ際には、自分の学習スタイルや目標を明確にすることが大切です。例えば、自宅学習が中心なのか、スクーリングの頻度が高い学校が良いのかなど、自分の生活スタイルに合った学校を選ぶ必要があります。また、卒業後の進路や目標に合わせて、提供されるカリキュラムやサポート内容を確認しましょう。
学費やサポート体制を比較
複数の通信制高校を比較する際には、学費やサポート体制も重要なポイントです。入学金や授業料、教材費などの費用を比較し、予算に合った学校を選びましょう。また、奨学金制度や支援制度の有無も確認しておくと良いでしょう。サポート体制については、学習支援や進路指導の充実度をチェックし、自分が必要とするサポートを提供しているかを確認します。
最終決定
いくつかの候補から最適な学校を選ぶ
情報収集と比較検討を経て、いくつかの候補が絞られたら、その中から最適な学校を選びましょう。自分のニーズや目標に最も合致する学校を選ぶことが重要です。実際に見学や説明会に参加した感触も参考にし、総合的に判断します。
入学手続きを行う
最適な学校が決まったら、入学手続きを行います。手続きには、必要な書類の提出や入学金の支払いなどが含まれます。学校側の指示に従って、スムーズに手続きを進めましょう。入学手続きが完了すれば、通信制高校での学習がスタートします。
まとめ
ここまで通信制高校の選び方についてまとめてきました。 選び方のコツは
- 学費を基準に決める
- 家から通える距離で決める
- スクーリングの日数で決める
- サポート体制で決める
- 何を学びたいかで決める
の5点です。 また、選ぶポイントが決まったら、学校を比較するために資料請求を行い、学校見学をしましょう。