- 通信制高校の卒業って何年かかるの?
- 公立・私立の卒業率はどのくらい?
通信制高校の卒業の条件について具体的に知りたい方は多いと思います。
今回は、通信制高校での卒業について気になることを紹介していこうと思います。
今回、当サイトで資料請求の多い通信制高校TOP3を紹介します。
学校選びもまだできてないという方は、ぜひ、この中から選んでみてください!
オススメ1:クラーク記念国際高等学校
創立30周年を超える歴史ある通信制高校で、通信制ながら通学も可能。
国際的な学習にも力を入れ、留学制度も充実しています。
オススメ2:N高等学校
学校法人角川ドワンゴ学園が運営している全国にキャンパスを構える広域通信制高校です。
本校を沖縄伊計本校に構え、卒業生は28,000名にもなるマンモス通信制高校!
オススメ3:第一学院高等学校
「フェロー(先生)」や「ピアサポーター(支える存在)」といった生徒をサポートする制度が整っている通信制高校。
大学や専門学校への進学率も高く、卒業後のキャリアサポートも充実しています。
通信制高校は何年で卒業できる?
最低でも3年以上の在籍が必要
通信制高校を卒業するには、最低でも3年以上の在籍が必要となります。全日制高校と卒業の在籍期間は変わりません。
また、通信制高校を卒業するためには、3つの要件があります。
- 3年間以上の在籍
- 74単位以上を修得する
- 30時間以上の特別活動
3年間で74単位以上の修得が必要で、レポート・スクーリング・テストの3つの要件を満たすことで単位を修得することができます。
特別活動とは、HR・入学式・卒業式・体育祭・文化祭・ボランティアなど、授業以外の学校行事のことを指します。
30時間以上の特別活動に参加しなければ、卒業単位をしていても、3年間での卒業はできません。
単位を取得できない場合は、3年以上かかる
通信制高校の卒業条件にあるように3年以上通う必要があり、3年間で74単位を修得できなければ、それ以上在籍しなければいけません。
通信制高校の在籍期間の上限は8年で、それまでに修得できなければ、中退となります。
通信制高校の通う生徒は、若い人だけでなく、仕事をしていたり、病気を抱えながら通っている人もいます。
自分の状況によって、在籍年数を決めることができるので、そこが通信制高校の強みですね。
通信制高校で卒業までに4年かかるケース
転入・編入の時期が悪い
通信制高校の転入学・編入学の時期は4・10月です。
例えば、9月まで全日制高校に在籍し、10月に通信制高校に転入すれば、3年間での卒業が可能です。
ですが、学年制の高校は、1年ごとに単位修得するのが原則であるため、1年・2年の途中で、中退した場合は、単位は修得できないことになります。
入学も次の年の4月に編入学しなければいけないので、もう一度、1年生からやり直しです。
転入は、学年の途中まで履修した科目を通信制高校に引き継ぐことができますが、10月の入学までに間に合わないと引き継ぎができません。
勉強のモチベーションが保てない
通信制高校の学習は、自宅での自学自習です。そのため、勉強のモチベーションが保てず、途中からサボってしまうケースがとても多いです。
全日制高校は、毎日学校に通い勉強や宿題が出るので、やらなければいけない環境にありますが、通信制は自分で学習を進めていきます。
自由にできる分、自己管理ができないと勉強は進みません。
そのため、スクーリングの多い学校に通ったり、学校の友人と勉強したりして、モチベーションを保つ生徒は多いです。
アルバイトや遊びにあけくれる
これまで説明してきたように通信制高校は、自由であることが特徴です。
そのため、最初は勉強に集中してもいても、バイトを始めたり、趣味に時間を使うようになり、徐々に勉強しなくなってしまうケースがあります。
通信制高校は、最短で1年で卒業もできる?
ネットの検索画面を見ると、「通信制高校 1年で卒業」と表示されたことはありませんか。
これは、1年で通信制高校を卒業できるという意味ではなく、2年次の3月まで他の高校に在籍し、3年次から通信制高校に入学した場合のことを指します。
通信制高校は、前籍校の単位をそのまま引き継ぐことができるので、2年間分の単位を持ったまま、入学し、3年生の1年間だけ通信制高校で過ごすことで、卒業できるという意味です。
通信制高校の卒業率は低い?
通信制高校の卒業率は低いと言われますが、実際の状況はどうなのか?
データで見てみましょう。
全日制高校 | 通信制高校 | |
私立 | 98.8% | 95.2% |
公立 | 99.2% | 93.3% |
全日制高校の卒業率はほぼ100%に近く、通信制高校の私立も95%を超えています。
一方で、公立の通信制は93%と少し低い数値です。
公立の通信制高校の卒業率が低い理由は?
公立の通信制高校の卒業率が私立に比べて低い理由は、
- 学費の負担が少ない
- サポートが少ない
の2つの要因が考えられます。
公立は私立に比べて学費が安く、学校によっては年間3万円・3年間で10万円ほどで通える学校もあります。
経済的な負担が少ないため、今年はダメだったけど、来年頑張ればいいやと、卒業が伸びてしまう人が多いのです。
また、私立に比べ公立の先生は数が少ないので、生徒1人一人に対するサポートも手薄になりがちです。
質問したくでもできなかったり、相談もできない状況になり、何もできないまま時間が過ぎてしまうケースも起こります。
まとめ
ここまで通信制高校は最短で何年で卒業できるのかについて紹介してきました。
通信制高校を卒業するには、
- 在籍3年間以上
- 74単位以上の修得
- 30時間以上の特別活動
が要件で、これを満たさなければ、3年間での卒業はできません。
転入学・編入学で単位を修得した状態で、入学すれば、1年での通信制高校の卒業も可能です。
全日制に比べて学費が安く、自由度が高いのが通信制高校の魅力なので、入学を検討している方は、一度、学校の資料請求をしてみてはいかがでしょうか。